続・気仙沼のひまわり【第71回】

〔交渉について〕
弁護士の仕事の中核を占めるのが交渉です。
これまで様々な立場の方と交渉してきましたし,そこでテーマになることも,
事実を確認し法律に従えば自ずと合意に至る,といったものばかりではありません。
むしろ,事実のとらえ方・意味づけが立場によって異なることが,紛争の経緯にあるのが通常でしょう。
社会で起こることですから,関係者の思惑が影響がないことの方がまれでしょう。
弁護士はそれらを踏まえ,双方・第三者の視点から,紛争がどのように見えているかを立ち止まって考察することも欠かせません。