続・気仙沼のひまわり【第13回】
〔遺産に関する協議②〕
遺産分割協議の前提は、まず故人の遺産を把握することだ。
預貯金については、共同相続人のうち一人であっても、履歴や残高を確認することはできる。
不動産は登記簿謄本(履歴全部事項証明書)や固定資産評価証明書を取得することで権利関係を把握する。
なお、故人の借金については相続持分応じて相続人らが負担することになり、
たとえ相続人間で誰か一人が負担することを決めても、債権者との関係では法律的な意味を持たない。
特定の人のみ債務を承継したいなら、債権者と合意する必要がある。
2012年07月05日