続・気仙沼のひまわり【第207回】
〔債務整理と自宅〕
「債務の繰延べ・免除を得つつ,自宅は維持したい。」
弁護士に寄せられる相談の中でも,多いものです。
債務の状況・債権者の態度,相談者の資産や収入,協力者の有無等,
様々な考慮要素があり,一概にこれ,という方針があるわけではありません。
任意整理,住宅特約付き個人再生,自己破産と任意売却など,担保設定の状況も踏まえて,
十分に方針を協議して考える必要があります。
「被災ローン減免制度」が使えなかった事案でも,
震災前の住宅ローンを含めた住宅特約付き民事再生の道はないのかと考えています。
2016年04月28日