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弁護士法人 東法律事務所

気仙沼のひまわり-〔第8回〕

〔多重債務-⑧〕 Sさんのサラ金業者に対する,過払い金訴訟(利息制限法以上の,払い過ぎた金利の返還を求める裁判)が始まった。 裁判,と言ってもこの種の裁判は二,三の点を除き,それほど争点もない。 取引履歴をキチンと開示してくる業者相手ならなおさらである。 いくつも起こした訴訟の中で,Sさんの昭和末期から取引を続けていたという主張に対し,これを業者が否定し,開業したのは平成に入ってからで,取引はその後に始まった,と争ってきたものがあった。 この争いだが,Sさんの記憶に基づき,裁判所を通じて昭和末期のスポーツ新聞の広告欄を取り寄せたところ,当該業者の広告の掲載が確認され,業者のウソが明らかになった。 過払い金の回収が進んだので,返済を始める。 2008/3/3

2008年03月03日

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