気仙沼のひまわり-〔第9回〕
〔多重債務-⑨〕
Sさんのサラ金業者に対する,過払い金訴訟(利息制限法以上の,払い過ぎた金利の返還を求める裁判)も,終結をむかえた。
過払い金の回収を終えれば,これを返済に充てていくことになる。
弁護士が受任した債務整理においては,業者に対する支払いは,利息制限法引直し後の元金を基準にしている。利息の免除を求めるわけである。
Sさんには,年金担保融資・滞納家賃・税金などもあり,これら支払いについても交渉を進める。税金も一括支払いするのならば,本税はともかく,延滞税については交渉する余地もないだろうか。
回収したお金を支払いに充てて債務がなくなれば,債務整理は終わりである。
2008/3/10
2008年03月10日